百人一首41番歌
恋すてふ
わが名はまだき
立ちにけり
人知れずこそ
思ひそめしか
「拾遺集」恋1-621
by 壬生忠見(みぶのただみ)
生没年不詳
30番歌・壬生忠岑の子
恋してるという私の噂は、早くも世間に立ってしまいました。人に知られないようにひそかに思い始めたばかりなのに。
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ひそかに思いはじめたばかりなのに、立ち振る舞いが人に気づかれてしまうほど、夢中になってしまっている、とまどいを詠んだ歌。
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天徳内裏歌合で、40番歌と優劣つけがたく争い敗北しました。
忠見は、この歌合戦の後、摂津に赴任したそうです。
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