天の香具山

「天の香具山」

万葉集には、沢山、天の香具山がでてくるそうです。

その中のいくつかですφ(._.)メモメモ


舒明(じょめい)天皇
天智天皇天武天皇の父)
の、長歌

大和には 群山(むらやま)あれど 
とりよろふ 天の香具山 
登り立ち 国見をすれば
国原は 煙立ち立つ
海原は かまめ立ち立つ
美し(うまし)国ぞ あきづ島 
大和の国は

舒明天皇が天の香具山から国見をした時の歌です。

そして、

中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)
天智天皇
(即位前の名前が中大兄皇子
の、長歌

香具山は 畝傍雄雄しと
耳梨と 相争ひき
神代より かくにあるらし
古も 然にあれこそ
うつせみも 妻を 争ふらしき

中大兄皇子の歌です。
香具山と耳梨山畝傍山(うねびやま)を巡って争った、と。

そして、

持統天皇(じとうてんのう)の歌

春過ぎて夏来にけらし白妙の
衣干したり天の香具山

この歌は、百人一首2番歌の歌です。


持統天皇は、
天智天皇の第二皇女で、夫は 天武天皇

天智天皇天武天皇の父は
舒明天皇なので
持統天皇は、父の弟と結婚したのですね。

検索したら
Wikipedia
天武天皇のページに
とても分かりやすい系図がありました。


古事記日本書紀の編纂が始められたのは天武天皇の御代