2020-09-30から1日間の記事一覧

(71)夕されば 門田の稲葉 おとづれて

百人一首71番歌夕されば 門田(かどた)の稲葉 おとづれて 葦のまろやに 秋風ぞ吹く 「金葉集」秋173by 大納言経信 (源経信、つねのぶ) 1016~1097 宇多源氏の公卿 74番歌俊頼の父 85番歌俊恵法師の祖父 夕されば=夕方になると葦のまろや=葦葺の粗末な小屋…

(70)寂しさに 宿を立ち出でて 眺むれば

百人一首70番歌 寂しさに 宿を立ち出でて 眺むれば いづこも同じ 秋の夕暮 「後拾遺集」秋上333 by 良暹法師(りょうぜんほうし) 生年不詳~1064年頃? 「宿」は旅館ではなく自宅、庵のことです。良暹法師は、大原や雲林院にも住んでいたようです。俗世を避けて…